最近スーパーの総菜コーナーや唐揚げ専門店でずっと気になっていたことがあります。
それは「金賞受賞の店舗多くない?」ってことです。
ローソン・ファミマ・セブンでも金賞受賞と掲げられていたり、大手スーパーの総菜コーナーの唐揚げにも金賞受賞のポスターが貼られています。
これはかなり怪しい匂いがします。
そこで今回は「から揚げグランプリ」ってそもそも何なのか?調査をしてみましたのでご紹介いたします。
「からあげグランプリ」って何
日本全国から美味しい唐揚げをノミネートして、一番おいしい唐揚げ屋を決めるのが「からあげグランプリ」となります。
からあげグランプリ自体は一般社団法人 日本唐揚協会が主催をして2010年から開催をしています。
日本で一番うまい唐揚げ屋さんはどこ!?本当にうまい唐揚げ店を決めるべく、第1回からあげグランプリを開催することになりました。
全国2,000名以上の日本唐揚協会会員(カラアゲニスト)や唐揚げが大好きな一般の方まで、広く協会webサイトにて投票を受け付けました。北は北海道から南は沖縄まで、みなさん一押しの唐揚げ店が続々ノミネート。
引用元:日本唐揚協会ホームページより
何が問題なのか?
実際「からあげグランプリ」自体は一番おいしい唐揚げ屋を決めることが目的なので何も問題が無いように思われますが、かなり怪しい部分もあります。
それは「カテゴリーの多さ」です。
第1回と第13回を比較してみてみましょう。
■ 第一回
第1回ではシンプルにノミネートされた店舗でweb投票を行い票が多い店舗が優勝となるシンプルなものです。
- 素揚げ部門
- しょうゆダレ部門
- 塩だれ部門
- 手羽先部門
- バラエティ部門
上記の5部門から「最高金賞1組」「金賞2組以下」でした。
■第13回
見ての通りエントリー部門が増えております。
- 素揚げ・半身揚げ部門
- 東日本しょうゆダレ部門
- 中日本しょうゆダレ部門
- 西日本しょうゆダレ部門
- 塩ダレ部門
- 東日本味バラエティ部門
- 中日本味バラエティ部門
- 西日本味バラエティ部門
- 素材バラエティ部門
- チキン南蛮部門
- 手羽先部門
投票方法は回ごとで多少変化するみたいですが「一般投票」によって行われます。
予選と本戦の結果で受賞内定が決まるようです。
- エントリー:1,023店舗
- 飲食審査会:208店舗
- 受賞内定:102店舗
エントリー部門それぞれで「最高金賞」「金賞」と分かれているため受賞者数がかなり増えています。
いちおう第13回のエントリー数が1023店舗、受賞者数は102店舗となっており10%の受賞率だが毎年100店舗近い店舗が金賞以上を受賞しているとなるとスゴイことなのか?と思ってしまいますね。
これでは「金賞をバラまいている」と言われても仕方がありませんね。
また以前は「コンビニ部門」というカテゴリーもあり受賞結果は以下の通りです。
最高金賞:セブンイレブン
金賞:ファミリーマート
金賞:ローソン
金賞:ミニストップ
こんな参入者が限られる部門がある時点で怪しいですけどね。(最高金賞がセブンってこれやってる?)
スーパー総菜部門は一般投票がない
引用元:https://karaage.ne.jp/campaign/gp12super_entry.html
からあげグランプリには「スーパー総菜部門」というカテゴリーがあります。
ここもかなり怪しい匂いがします。
こちらは「一般投票なし」で書類審査と審査員の試食会のみで受賞者が決まります。
おいしい唐揚げを決める大会で書類審査ってどうなんですかね。
選考基準もブラックボックス化しており、一般人は結果を知るだけの状態。
まぁ怪しいですね~
スポンサーの顔に泥を塗らない為の忖度などがあるのでは?と思われてしまいますね。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました!
最近は唐揚げ屋さんが増えてきており日本の国民食と言っても過言ではありませんが、それをビジネス化してる現状を見るとなんか複雑な気持ちになりますね。
日本唐揚協会が金賞を出すぐらいだから絶対美味しいはずだ!と思ってしまいますからね。
「金賞→1位ではない」ので気を付けてください。
以上、ありがとうございました!