【原神】誕生日イラストとメッセージまとめ（2024年版）

愚か者どもめ…

最近、僕の後ろでしょっちゅうぶつぶつ言っている生徒たちがいるんだ。睨んでやったら、すぐ逃げていく。ふん、目を合わせる気もないらしい。
うんざりだから、今日は外でのんびりしていたんだけど、そしたらなんと、件の生徒たちが草むらから飛び出してきたんだ。見るからに甘すぎるケーキを持ったその姿… 実に愚かで滑稽だったよ。この世に、僕の「誕生」に喜びを覚える者が、何人いるというんだい？
でも、その騒ぎのおかげで思い出したよ。この日は、むしろ僕のほうから誰かさんに何かを贈るべき日だってね。
贈り手が僕である以上、何を贈るかは僕が決める。
文句があるなら直接僕のところへ言いに来れば。
チッ… あの生徒たちがどうやって僕を見つけたか知らないが、次回はもっと隠れ場所に適したところを探さないといけないみたいだね。

楽しいこと！

久しぶり。突然だけど、オレの誕生日パーティーに来てくれないか。君にシェアしたいことがあるんだ。実際に会ってからじっくり話してもよかったんだけど、待ちきれそうにないから教えるよ。
少し前に、離島のとある店にモンドの物産がたくさん入荷されてさ、どれも新鮮なものばっかりだったから、色々買って漬物に入れてみたんだ。
若とお嬢に普段と違う味を楽しんでもらいたいと思って、ドドリアンの爽やかな甘みで漬物の味を仕上げようとしたら…食感まですごく不思議な感じになったんだ。すごくポリポリで、古田さんにもレシピを聞かれちゃったよ。みんなに喜んでもらえて、本当に大満足だ。今回のパーティーにも、美味しい料理を山ほど用意したから、絶対に来てくれよ！

休暇…

先日、大きな事件を一気に数件解決したおかげか、ここ数日のフォンテーヌ廷は特に平和で、特巡隊の出動を要する重大事件もほとんど起きていない。そこで、隊員たちに少し休暇を与えることにした。
勤務のシフト表を作っていると、隊員がどこからともなくムースケーキを持ってきた…それで今日は私の誕生日だと思い出したんだ。特巡隊に長くいたせいか、この日をすっかり忘れてしまっていた。
このケーキは実に美味い。お前も食べてみるといい。
だがこのケーキはカロリーが高く、食べ過ぎれば体に毒だ。そこでよかったら、お前も一緒に訓練をしないか？量はさほど多くない――まずは十キロ走って、それから数十セットの体力トレーニングをするだけだ。そうすれば、ケーキのカロリーもすべて消費できる。

今日は特別だから！

今日、キャッツテールにバカパパがどこに行ったか聞きに狩人が何人も来たの。まさか、また森で酔い潰れてるんじゃ…って思って、一通り探してみたんだけど見つからなくって。だから心配で家に帰ってみたら、バカパパがキッチンでいそいそと料理を作ってたんだ！
今日はあたしの誕生日だから、朝からイノシシを狩りに行って、誕生日のご馳走を作ってくれてたんだって！
けど、その量があまりに多くてね。食べきれそうにないから、友達をたくさん呼んで誕生日を過ごすことにしたの。もちろん、あなたも来るでしょ？ふふん、今日のあたしは気分がいいから、あなたたちが飲みたいものを作ってあげる。きょ、今日だけ特別にね…！
でも、アルコールは絶対に入れにゃいから！

最高の記念日！

うぅ…最近寒いよね。夜寝てるとき、箱からしっぽを出す勇気もないよ！でもね、寒くなってくると、もうすぐ自分の「誕生日」だなって思えるんだ！正確には、普通の猫から妖怪になった日だけどね。
誕生日って素敵だと思わない?「狛荷屋」の同僚は贈り物をくれるし、美味しいおやつもくれる。それに、上司は有給休暇を一日くれるんだ！人間社会における最高の記念日だよね！
でもやっぱり一番やりたいことは、猫の姿で家に帰って、おばあちゃんが作ってくれる猫まんまを食べることかな。
今回はきみも一緒に来てくれるよね?わたしがきみの足をスリスリすれば、おばあちゃんもわたしの友達だって分かってくれると思うよ！
誕生日に丸くなって、あったかい火の横でうとうとしながら、きみの素敵な冒険譚を聞けたらとっても幸せだろうなぁ！

珍しく…

今日は珍しく何もすることがないの。見つからないよう隠れる必要もないし、誰かが捕まえに来てお祈りに参加するよう言われる心配もない。本質的には何も変わらないありきたりな一日に、こんな特別な待遇を受けられるなんてね。
でも昼間から酒場に座っていても、空席ばかりでつまらないわ。だから色々と考えた末に、手紙を書いて知り合いを何人か呼ぶことにしたの。
なにせ、人数が多いほどお酒も割引されるでしょ？この機会にたくさん飲んでおかないと。
来るにせよ来ないにせよ、君の好きにしてちょうだい。私はあちこちで人を捕まえるような当直のシスターとは違うから。

バースデーサプライズ…

前略
リネと私の誕生日が来た。
一昨年リネがくれた「サプライズ」はケーキの中に隠したプレゼントで、去年は旗を咥えてハットから飛び出すロスランドだった…
でも、それに比べて私のプレゼントは普通だった。どれだけ工夫して準備しても、結局リネに当てられちゃうから…逆もそうだけど。
まあ、それでもリネはいつも楽しそうだから、それでいいんだと思う。
今年は直接あなたを招待しようかと思ったけど…きっとリネにも色々と頼まれてるんじゃない？
もし私の予想が当たってるなら、リネに付き合ってあげてくれる？できるだけ知らないふりをしておくから。

バースデーサプライズ！

突然だけど、二人でリネットにバースデーサプライズを仕掛けたいんだ！
簡単っぽく聞こえるかもしれないけど、やるとけっこう難しいんだよ。僕とリネットは毎年一緒に誕生日を迎えるから、サプライズパーティーなんて小細工は隠し通せない。他のところで工夫するしかないんだ。
例えば今年は、ある「サプライズゲスト」を誘ってみよう――とかね。つまり、君の出番ってことさ！
今まで用意したサプライズは全部リネットに見つかっちゃってさ…ま、頑張って知らないふりをしてくれてたんだけどね。
でも、もし君が来てくれたら…今度こそきっと最高のサプライズになるはずだ！
どうだい？時間はあるかな。もう、君を華やかに登場させるマジックは考えてあるから、あとは君を入れてリハーサルするだけさ！

……

数日前、アアル村に駐在している学者たちの派遣団が一時的に知恵の殿堂へと戻ってきた。聞き覚えのある名前がちらりと話題に上っていたよ。話によれば、イザークは今やヴェーダナーガリー文字の読み書きができるようになっており、教令院から初級の教科書をもらったらしい。
パイモンならイザークにも負けないだろう。
手紙に上級参考書を同封する。

異国の見聞…

先日、航路を広げるために、遺瓏埠を経由して西へ向かったんだが…船隊はフォンテーヌのルミドゥースハーバーに辿り着いた。
これだけ長年航海してきたからには、まだ見ぬ海の景色などあるまいと思っていたんだが、地元の人に勧められてダイビングというものをやってみたら、また一つ新鮮で不思議な世界に出会ってしまったよ。
ロマリタイムフラワーを採った時は、重甲ヤドカニに囲まれたから、全部拳でぶっ倒してやった。久しぶりに素手で戦ったが、結構すっきりしたな。
それとこのルエトワール…すごく綺麗だろ。記念として、手紙と一緒にあんたに贈る。機会があったら会いに来てくれ。料理はこっちで用意するから、最近の冒険の話でもしよう。

読書交流会…

今は平和も取り戻したことですし、「現人神の巫女」として、今までよりもずっと多くの事をみんなのためにできるのではないかと、最近よく考えています。
そこで、読書交流会を開きたいと思っているのです。会では、海祇島の住民たちを招待し、読書や好きな本の感想について交流してもらう予定です。催し事の開催形式やそれがもたらすものについてはすでに予測していますが、今までにこのようなことをした経験がないため、細部まで行き届いているかと言われれば自信がありません…
よろしければ、予行演習に付き合っていただけませんか?
私たち二人だけの交流会を開いてみるのです。そうすれば、催し事の流れに慣れることができますし、あなたとも書籍の感想を共有し合えます。
あまり重く考えず、単なる…本の香りが漂う遠足だと思っていただければ。

最高の日だ！

もうすぐオレの誕生日だ。四年に一度しかない日だから、早めに計画を立てないとな。目が覚めたらすぐに、一日のスケジュールを決めるんだ。こんな日は、オヤジたちにも感謝しないとだろ？だから、話をたくさん聞いてやるんだ。友達のところにも行って、誕生日を迎えられた幸運をみんなと分かち合いたいと思ってる。思い出作りもしたいしな。
例えば、お前と一緒に新しい秘境を冒険するとかさ。それと、パイモンに写真を撮ってもらうんだ！
あれやこれや考えてたら、結局一晩中眠れなかった。いつの間にか、窓の外から鳥の鳴き声が聞こえてきたんだ…
もう寝てなんかいられないから、いっそ寝るのはやめにした！とりあえず行動して、あとは…あとは臨機応変に動こう。
ケーキはもうテーブルに出してある。お前が来たら切るから、シェアしようぜ！

お誕生日の願い事…

「今日は七七のお誕生日だよ。」
⸺って、ヨォーヨが教えてくれた。
ろうそくの火を一息で全部消したら、願い事が…すべて叶うとも言ってた。
でも、七七にできるか心配…
だから、氷でろうそくの火を消した。一気に消したから、大丈夫。
七七、三つの願い事をした…願い事は、なんだっけ…
あっ…一つは、あなたに会うこと。
きっと…叶うはず。

万事俱に備われど、ただ…

この前、師匠に新聞を読んであげてたとき、あなたが他の国で活躍してる記事を目にしたんだ。嬉しい気持ちで胸がいっぱいになったと同時に、璃月の料理が恋しくなってないか心配になったの。だから、今日は師匠にお休みをもらって、七七と一緒にあなたに会いに行こうと思ったんだ。けど、留雲おばちゃんがそれを聞いたら、みんなで集まってお祝いしようって言ってくれてね。おばちゃんがすぐ甘雨ねぇねと申鶴ねぇねを連れてきたから、ヨォーヨも七七を呼んできたんだ。みんな一緒で、すごく賑やかだよ。
あとねあとね！師姐に頼んで、一緒に璃月の料理をたーくさん用意したの！師匠も「この匂いを嗅いだだけで、本場の料理だって分かるよ」って褒めてくれたんだ。だから、お料理が冷めないうちにはやく来てね。あなたの冒険物語も聞きたいんだ。何せ、「百聞は一見に如かず？｣だからね！

手料理…

この頃は、暇さえあれば卯さんの料理の技を観察し、紙に書き留めていた。経験を少なからず積んできたと言えると思う。
だが、いざ実際に自分でやってみると、様々な困難に遭遇した。例えば鴨を解体するときに力を入れすぎて肉をバラバラにしてしまったり、茶葉を使ったお菓子は皮を薄くしすぎて、包むときに中身がはみ出てしまったり…。諦められず、何度も練習する我を、香菱とグゥオパァーも大いに励ましてくれたのだ。
どうか、我の手料理を味わってみてくれ。

近頃の喜び…

時間はあっという間に過ぎて行くな。いつの間にか、また誕生日がやってきた。
昨日の夜、母から手紙とプレゼントを受け取った。それは使い勝手の良い剣だったのだが、遠征の途中で手に入れたもので、魔物との戦いに役立てばと思って贈ってくれたらしい。
手紙を読んだ私は、この頃の変化に思いを馳せた。窓の外に広がる長閑な風景を眺めて、ついかなりの時間、ぼーっとしてしまった。
実を言うと、母がモンドを離れている間に、ここいらの魔物の数は大幅に減少した。モンドに残った騎士たちも大分成長して、私の仕事の負担は減りつつある。
多くは君のおかげだ。
今日、もし時間があったら、騎士団へ来てくれないか。
心を込めてピザを焼いたんだ。素朴すぎず、贅沢すぎず…君と近頃の喜びを分かち合うのにちょうどいいと思う。

お花…

この季節になると、モンドのそこら中で次々とお花が見頃を迎えていきます。色とりどりの野原を見ていると、心が癒されますね。
野花をカゴいっぱいに摘んで、花冠や小さな装飾品を作って、騎士団の部屋を飾ろうと思ったんです。
でも、騎士団に戻る途中、顔見知りの子供たちが私を見るなり、「ノエルお姉ちゃん」って飛びついてきてくれて…ちょっと恥ずかしかったですが、あの子たちの情熱には勝てません。
仕方ないので、このお花は子供たちと分かち合うことにしました。花冠や腕輪の作り方を、この子たちに教えてあげることにします。家に帰って家族にプレゼントしたら、この子たちのご両親もきっと喜ぶでしょう？
あなたの分も用意したのですが…よろしければ、一緒にいかがですか？

進展…

数日前に報告を受けたのですが、稲妻とフォンテーヌの文化交流は着実に歩を進めているようです。
今回の交流がこれほど順調に進んだのも、貴方の協力あってこそ。
稲妻に戻ってからしばらく、綾華がしきりに例の旅のことを話していました。楽しい思い出話は食後の雑談に花を添えてくれるものですね。
今この手紙を書いている窓の外では、初櫻がほころび、あたたかな風が吹いています。そのせいでしょうか、心なしか穏やかな気分です。
近頃はつつがなくお過ごしでしたか？ご都合が合うようでしたら、茜さす空の下で一緒に花見など、いかがでしょう。
家臣たちの堅苦しい挨拶や捧げ物を断る理由として⸺この私を助けると思って、ぜひいらしてください。

誕生日パーティー…

先日、ドニアザードに付き添って砂漠を探検してきたんだ。で、帰ってきたら、お嬢様は息つく暇もなく、あたしの誕生日パーティーの準備で大忙し。手伝うって言ったけど、断られちまった。何もしなくていい、思いっきりおめかししてパーティーに出席するだけでいいってな。それで「メイクボックス」を取り出して今流行りのメイクをしてみたり、おしゃれなドレスをいくつか着てみたりしたが、結局どれにするか決められなくて…武器を選ぶときみたいに、服もパパッと選べたらどんだけいいことか。
とにかく、あんたにはぜひパーティーに来てほしい。久しぶりの砂漠で歩くのに慣れないってんなら、駄獣を連れて迎えに行くぜ！

お願い…

ふぅ、やっと新聞社から逃げ出せた…ほんとハラハラしたわ…
今日が私の誕生日だって聞いた新聞社の同僚たちが、私にインタビュ一をするとか言い出したの。読者のために「今日のシャルロットがシャルロットたる所以」って題した特集記事を書くって…しかも、私を一年間も密着取材したものを超長編の記事にして、来年の誕生日に発表するつもりだって！
そんなの絶対イヤよ！
だから着替えるって言って、三階の窓からパイプを伝って逃げてきたの。今、ユーフラシアさんのおうちに身を隠しながら、君にこの手紙を書いてるところ。編集長の自宅に勝手に入ってくる人なんていないからね。
でも…ここから出られそうになくって…
もし手が空いたら、助けに来てくれない？ね、一生のお願い！あとで盛大にご馳走してあげるから！

俗世のならわし…

長年山中に身を置いてきたゆえ、誕生日などあまり気に留めたことはないし、わざわざそれを祝うことも好まない。
だが甘雨から、せっかくの誕生日に何人か親友を招き、共にひと時を過ごすのも素晴らしいことではないか、と勧められてな…
ちょうど、様々な蒸し菓子を調理できるからくりを開発したところだったゆえ、皆にも見てもらおうと思っていたところだ。妾が新しく調達した茶とともに食せば、その美味に夢中になるあまり、時を忘れてしまうかもしれぬな。
旧友や新しい友の皆が妾の家に集まっている。よければお前も食事に来ないか？
手土産など気にするな。お前が来ればそれでよい。

夢…

夢は制御できず、振り切ることもできぬ。故に、夢を見るのは好きではない。
だが近頃は…よくお前が夢に出てくるようになった。
夢の内容は、散策や野掛けといった他愛もないものだ…目覚めるたびに、果たしてこのように穏やかな夢を見る資格があるのだろうかと、自問せずにいられない…
夢の外でお前に会えれば、疑問は解けるだろうか？
その気になったら、我の名を呼んでくれ。

咲いたばかりの花…

先日、長生と共に沈玉の谷を訪れ、少年時代に植えた茶樹を見ました。枝葉が生い茂っていましたよ。
谷を離れた頃は、触れただけで壊れてしまいそうなほど弱弱しかったのに…時の流れというのは、実に感慨深いものですね。
出たばかりの新芽を長生とたくさん摘みました。「一番摘み」と言いまして、璃月では、新茶は一番大切な客人に捧げるべきだというのです。もしお時間があれば、不ト廬で一緒に楽しみませんか？
「絶対に来るんだぞ⸺七七もあんたを呼ぶようにと言っている。」⸺こちらは長生に言われて追加しました。尻尾で筆を握るのは、まだ練習中なのです。

束の間…

先日、長生と共に沈玉の谷を訪れ、少年時代に植えた茶樹を見ました。枝葉が生い茂っていましたよ。
谷を離れた頃は、触れただけで壊れてしまいそうなほど弱弱しかったのに…時の流れというのは、実に感慨深いものですね。
出たばかりの新芽を長生とたくさん摘みました。「一番摘み」と言いまして、璃月では、新茶は一番大切な客人に捧げるべきだというのです。もしお時間があれば、不ト廬で一緒に楽しみませんか？
「絶対に来るんだぞ⸺七七もあんたを呼ぶようにと言っている。」⸺こちらは長生に言われて追加しました。尻尾で筆を握るのは、まだ練習中なのです。

アロマ…

おかげさまで、美酒と錬金アロマの組み合わせは好評を博し、市場の反響もかなりよかった。だが、その称賛は本来、君が受け取るべきものだったと思う。
もっと早く君をワイナリーに招待し、晩餐会の席で感謝の気持ちを直接伝えるべきだったんだが、プレゼント選びに時間がかかってしまってね。思い悩んだ挙句、やはり手作りが一番いいと思った。
このアロマはアデリンに教わりながら作ったもので、僕が気に入ってるアロマの一つなんだ。
君にも気に入ってもらえるといいんだが。

美しい石…

少し前、アアル村の周辺で珍しい宝石とアクセサリーを売るため、遠くから旅商人がやってきました。善良な商人であることを確認した後、お勧めされる品を丁重に断り、その場から立ち去るべきでしたが…
…赤褐色に輝くその石を目にした瞬間、幼い頃に祖父が語り聞かせてくれた伝説の数々が蘇ってきたのです…
今では、かつての戦場も砂嵐によって埋もれています。砂漠の民は長い流浪の果てに、ようやく平穏に暮らせるようになりました。
もし気が向きましたら、アアル村にお越しください。これらの美しい石を足がかりに砂漠の昔話を聞かせてあげましょう。

物語の本…

昨日の夜、アンバーが送ってくれた本が予定よりも早く届いたから、徹夜して読んだんだ、全部！
ストーリーはわかりやすかったし、知らない文字もあんまり出てこなかったよ。主人公はとある大きな森に住むでかい耳と長ーい尻尾を持つミスター・フォックスで、彼とその友達を中心にオモシロおかしな物語が繰り広げられるんだ。
もし主人公のミスター・フォックスがずる賢くて息を吐くように嘘をつくやつじゃなかったら、危うく師匠と重ねちゃうとこだった！今朝師匠と挨拶したときなんかも、変な顔になっちゃわないか心配で…
あっ、つい熱くなって、気づいたらもうこんなに書いてた…
つまり、その…ゴホン、みんなのおかげで、月日を重ねるごとにあたしもたくさん成長できたって書きたかったんだよ。
だからこの感謝の気持ちを、お前にも伝えたいと思ったんだ！

兵士の食事改善…

調子はどうだ？
前にお前から買った錬金薬は効果抜群だぞ！みんなもりもり働いてくれるおかげで、貨物船じゃ、より多くの物資を運べるようになった。
物資の輸入については…長い目で見た時に、根本的な解決策にはならないが、焦ったってしょうがない。海祇島の生産状況は一歩ずつ着実に改善していかないとな。そのためには、士気を保つことも大切だ。
ってことで、兵士たちと話し合って、斬新な食材でお祝いのケーキを作ったんだ！
大の功労者であるお前に、ぜひこの「士気上昇ケーキ」を味わってもらいたい。これからも一緒に頑張っていこうな！

新しい劇…

先日、劇団の楽師お二人が退職されて故郷に帰られましたが、退職前に新しい楽師を数名紹介してくださいました。
新しい楽師は才能に恵まれた方々で、しばらく一緒に稽古したら、もう演奏と歌を完璧に合わせられるようになりました。新たな方々の奏でる、慣れ親しんだ曲を聴いていると、まだ劇を習いだした頃、微笑みを浮かべながら演奏していた二人の楽師の姿を思い出します。別れと出会いは幾度となく繰り返されるものです。悲しみや喜びもある種、人生の味であると言えるでしょう。
新たな一年を迎え、親友である貴方とさらに多くの時間を共に過ごせることを願うと同時に、これからも芝居を磨いていきたいと決意を新たにしました。最近感じたことを劇にしてみたのですが、誕生日のお祝いも兼ねて…ぜひ観に来てくださいませんか。貴方のご意見を聞かせていただければ嬉しいです。

猫の眷属…

肉球と、ひしめき合う柔らかな絨毯。眼光、輝きを放つ宝石⸺そんな光景を見たことはあるかしら…
グレープカルセドニーで編まれたブランコに純粋な白銀のランプ、深海の海塩で精製された蝋燭、そして、夜空の星模様を描いた猫食器、すべては揃った…さあ、存分に奏でなさい！汝の素晴らしき功績を讃えましょう。この歓喜に満ちた招待こそが、汝への褒賞。
この特別な一日が露の如く消え去る前に、わたくしの最も信頼する祝福を受けし者よ、そして、常夜の夏の新たな「猫の魔術師」よ。わたくしの招集に応じ、王城に参り、盛典に参加するのよ！

一緒にケーキを作ろうぜ！

いつの間にか、おまえとの旅もこんなに日が経ってたんだな！おまえと一緒にいると、いつも美味しいものが食べられて、楽しいことがいっぱいで…このうえさらに願い事なんかしなくてもいいって気がするぞ。
思い返せば、おまえにはいつもご飯を作ってもらってばかりだったよな。だから今回はオイラが腕を振るってみせるぜ！今日のために、ここのところ、おまえが料理する時はそばで一生懸命観察してたんだ…気づかなかったかな？
でも…その…ケーキを作るのはちょっと難しいけど…っていうか、ケーキの材料ってそのままでも十分美味しそうだしな…あっ、なんなら、一緒に作らないか？摘みたてのバブルオレンジを入れてもよさそうだ！
新たな一年、どこで冒険してても、すべてがうまくいきますように！これからも、オイラはずっとおまえの傍にいてやるからな！

天才？いや、鬼才

光陰失の如し、ってな。ダチ公も耳にしてんだろうが、俺様の優れた指導のもと、荒瀧派は虫相撲でも豪歌会でも絶好調が続いて、さらに大きな舞台に立つことができた！
でも、お前も俺様に引けをとらねぇよな。この間は新聞にまで載ったそうじゃねぇか。世間を騒がせるようなことをしでかすなんて、さすが俺様のダチ公だぜ。俺様が角を突き立てて猛進している間に、お前もしっかり俺様の後について来てたんだな…
俺たちみてえな、心の通じ合う強者同士は言葉要らずだが…この前、ザークの兄貴からこれをもらったんだ。えーと…探なんとか子だっけか…？ま、そんなことはどうでもいい！どう見てもこれは「鉄甲バンバン奇械オニカブトムシ」って感じだからな！で、いいことを思いついたから、真っ先にお前に教えてやろうと思ったんだ！
ガーハッハッハッ…やはり俺様は天才、いや、鬼才だな！ってなわけで、今度会ったら詳しく話そうぜ！

今日の予定…

錬金ショップの経営が軌道に乗ったおかげで、仕事もだいぶ楽になったわ。
先日とある騎士から、錬金薬がとても役に立ったと報告を受けたけど、こんなに首を長くして待っているのに、可愛い子ちゃんからは手紙一つ届かないんだもの。わたくしが作ってあげたポーションは効果があったのかしら？旅の役に立ったのかどうか、とても気になるわ。
もっと遠くへ旅立つ前に、お馴染みの場所に戻って旧友たちと再会するのも、いい気分転換になると思うわよ。なんて、わたくしから言わなくても、よく分かっているでしょうけれど。
今日の夕食のメニューは、可愛い子ちゃんが決めていいわよ。わたくしの好みは覚えてくれているわよね？
ふふっ、お姉さんをあまり長く待たせないでちょうだい。

のどかな一日

さっき木の下に座ってたら、うっかり眠りこけちゃったんだけど、そしたら夕暮れの実が頭に落ちてきてさ…
その瞬間、新しい曲が閃いたんだ。一番最初に聴かせたい人は、もちろん君だよ！
だから…天気もいいし、一緒にそよ風が吹く野原をお散歩しない？日常の些細な悩み事なんかぜんぶ忘れて、羽を伸ばそうよ。
夕暮れに、景色のいい場所で新しい曲を聞かせてあげる。旅で忙しくしてる大切な友達と一緒に夕焼けを眺めるチャンスを見逃したくないからね！
じゃあ、モンドのそよ風と一緒に待ってるから。迷子にならないように、気をつけて来てね。

星をつかまえて…

こないだ、「暗いのは怖いけどどうしても肝試し大会に参加したい」っちゅう子供たちの願いをかなえるために、うちが森でホタル捕まえてきて、簡単な提灯をいくつか作ってあげてん。
ホタルがキラキラするんは、まるで星を手ぇに載せたみたいやった。そしたら急にインスピレーションが湧いてきてん。手ぇに握れるぐらいの星の形した花火、作れへんかなーって…へへっ、何日も試行錯誤して、やっとできあがったんやで！
これから夜道を歩くときは、うちが作った「お星さま花火」を一本つこてみて！『英雄』⸺宵宮姉さんが力を貸したるで⸺ははっ、あんたが子供じゃないっちゅうんは分かってるって！うちはただ、うちの新しい発明品があんたの旅を少しでも照らせたらええなって思ってるだけや。
よし、さっそくうちと一緒に星をつかまえよ～！

準備中・・・

最近、決闘で新たな力を手に入れて、俺はより強くなった。この力は恐怖をもたらすものだろうと思っていたのに、挑戦者は減るどころか、増える一方だ…ああ、新しく追加された七聖召喚のカードのことだ。
「知り合ってからやっとわかったが、君って意外と堅い人間じゃないんだな」と、よくカード仲間に言われる。
ふっ、当然だ。俺は手札にある切り札は最後に「選ぶ」が、「偉ぶ」ったりはしない主義だからな。
とにかく、今日も毎年恒例のパーティを開く予定だ。前よりは参加者が増えていると思う。
お前とまた対戦できることを期待している。

前へ進む…

朝早くに、神子からお菓子が届きました。誕生日を機に「大騒ぎ」したいと言い出したのです。私にも「この機会をしかと掴むべき」だと助言をしてくれました。
しかし私は…賑やかさにはさして拘りがありません。
友人と共に過ごした「須臾」の一つ一つが、少しずつかけがえのない「永遠」に変わっていくのですから。そして誕生日を祝う意味とは、大切な人と共に新しい思い出を作ることだと思います。
…･花見坂でお会いしませんか。前回あなたが稲妻を離れたあとの出来事を語り合い、前に進み続ける稲妻に今どんな景色が広がっているのか、共に見てほしいのです。
…ただ、一つだけ聞いておきたいことがあります。ロック団子牛乳と団子牛乳には、一体どんな違いがあるのでしょう？

面白い事…

童よ、最近はなぜ神社へ…妾のもとへ遊びにきてくれないんじゃ？旅が順風満帆で、新しい友人もできたから、八重神子様の祝福などもういらない…などと思っておらぬじゃろうな？
ふふっ、もしもそうならば、妾の誕生日祝いは汝が永遠に忘れられないほど面白いものにして貰わねばならぬな。ということで、今年は八重堂と「木南料亭」合同のラーメン大会を開くことにした。「ヘビー級」の選手が山ほど参加してくれる予定じゃ。
無論、報酬も豊富に用意してある。第一試合を勝ち抜いたら、八重堂で最も人気の娯楽小説がもらえるぞ。なんと、作家の直筆サイン付きじゃ。さらに準決勝まで進出すると、「木南料亭」半年分のラーメン食べ放題券も手に入る。
そして優勝者の賞品については、この妾が直々に用意した…ふふっ。これほどよい話を、童とパイモンが逃すわけがあるまいな？

歌…

今日広場を通りかかった時、お友達と一緒に歌を歌っている女の子を見かけたんだ。私がライブで歌った曲を、他の人が歌ってくれてるのを聞けるなんて、本当にびっくりした…その子たちに挨拶して、一緒に少し歌ってみたの。
いつの間にか、私の歌声はたくさんの人に届いてたんだね。歌を聞いたみんなに少しでも元気になってもらえることが、私にとって一番の誇りだよ！
えへへっ、あなたは歌を歌うことってあるの？機嫌がいい時につい鼻歌を歌っちゃったりしない？もし素敵なメロディーを聞くことがあったら、ぜひ私にも教えてね！

？？

元気だったかい？君もパイモンも、順調に過ごせてるといいんだけど。
この間、トレジャーストリートでお菓子の列に並んでたら、前の二人が最近読んだ小説のことを話しててさ。待ってる間に、丸ごと一冊分の本のあらすじが聞こえちゃったよ…
それから、知恵の殿堂の古本には、書き込みされたものがあるそうだ。ほとんどはみんなを元気づけるためのイラストらしいけど、面白いから僕もやってみようかな。
書斎にもう読まない古本が数冊あるから、あとで描いて送ってみるよ。
絵を描いたり、コーヒーを飲んだりするのはいい息抜きになるぞ。君たちも試してみてくれ！

弓の手入れ…

先日、幕府軍天領奉行所属の者たちは半月に渡る休息準備期間に入り、私も愛用する弓をじっくり手入れする機会を得た。
「万物に神が宿る」というのが、古来からの稲妻の考え方だ。その考え方を基に、弓道の達人は弟子たちにこう教える。「弓を拭き、弦を手入れする際は、己の信念を弓に注ぎ込むべし」とな。
今まで私が弓に注ぎ込んできた信念は、将軍様の期待を裏切らず、全力で稲妻を守るということだった。
だが今の稲妻は安泰だ。私も「常に精進する」という新たな信念を持つべきなのだと思う。
だから…絶えず強くなり続ける、尊敬すべき武者に⸺お前に会いたい。
お前さえ近くにいてくれれば、弓を手入れする際に注ぎ込む信念も、きっと境地に達するに違いない。
どうか私が弓を手入れする間、隣に座って私と話してくれないだろうか。豪華なご馳走で、最大限もてなすと約束しよう。

親友に好運あれ！

この数日、どうしてもひらめきが湧いてこなくて、詩をうまく作れなかったから、あちこち取材して回ってたの。そしたら、万文集舎で占いに関する本を見つけたんだ…
それが、思ってたよりずっと面白い本でね！
試しに占ってみたら、昨日の香菱の運勢は「真っ赤の兆」だったんだ！んでんで、香菱がお米の入ったかごの中から絶品の絶雲の唐辛子を見つけたの…！
道理で最近、万民堂のご飯が辛くて美味しかったわけだ！
そこで、この堂主直々に自分の生年月日を使って占ってみることにしたわけ。そしたらなんと、「金色に輝く気高き友人が、互いに好運をもたらす」って結果が出たの！
うふふ、誰を指してるか言うまでもないでしょ？最高最高！
ご馳走の準備はばっちりだから、あとは親友のあなたが来るのを待つだけ！一緒に昔話に花を咲かせて、私たちの好運を見届けようじゃない！

ウォーミングアップ…

やあ、相棒！ナタに向かう旅の準備は順調かい？何か手伝えることはあるかな？
ナタは「戦争」の国で、みんな戦うのが好きだって聞いたよ。俺と同じだ。だからナタへ出発する前に、久しぶりに手合わせしないか？いいウォーミングアップになると思うんだけど。
ああ、身体なら大丈夫。家族を心配させないよう、しばらく療養に専念してたからね。むしろ、これ以上休んでたら、身体がサビちゃうよ
そうだ、あの鯨と戦ったときに手に入れた戦利品を君にあげよう。俺は、極限の戦いを存分に味わえたから、それで満足だ。
で、手合わせのほうは考えてくれた？君に会うって知ったら、俺の家族も安心すると思うんだけど。

防犯意識…

やあ！そっちの近況については聞いたよ。君の活躍に励まされて、僕も山のように積まれた難事件の書類を一気に読んでね。ああ、「事件」で思い出したんだけど⸺
もし、最近あまり会ってない友人から、あたかも君の近況をよく知ってる風な、やけに親切な文面の手紙をもらったら…まずは疑ったほうがいいよ。何か良からぬ企みがあるかもしれないし、そもそも差出人が本人だとも限らないからね…
慎重な君のことだから、きっと今ごろ警戒し始めてるだろ？僕の直感がそう言ってる。まさにそういう防犯意識が大事なんだ。なら、僕の「企み」を白状しよう。実は、今日君と一緒に過ごしたいと思ってね。うっかり公務に巻き込まれないよう、静かな場所もばっちり見つけてあるんだ。
もし差出人の身元が怪しいと思ったら…奉行所に行って鹿野院同心に相談するといいよ。支度を整えて、文机の前で待ってるから。

ハッピーデー！

今朝起きたらね、「お誕生日おめでとう」って言葉をいっぱいもらったの！
「幸せをおすそ分けすれば、もっと幸せがやってくる」って、ママが言ってたよ。
だから、クレーはドドコにもジン団長にも「お誕生日おめでとう」って言ってあげたんだ。それから、リサお姉ちゃん、ガイアお兄ちゃん、アルベドお兄ちゃんにもね。みんな楽しそうに笑って、すっごく喜んでくれたよ！
でも…宵宮お姉ちゃんとか、コレイお姉ちゃんとか、クレーと一緒に遊んでくれた優しい人たちは、モンドに住んでないから…「お誕生日おめでとう」って言ってあげられないの…みんなのところにクレーを連れてってくれる？どんなに遠くても大丈夫だよ。クレー、おやつを持ってくから！
迎えに来てくれたら、「お誕生日おめでとう」って二回言ってあげるね。一つは旅人に、もう一つはパイモンちゃんの分！せーの⸺「お誕生日おめでとう！」

久しぶりの静寂…

はぁ…親分たちときたら、どう見てもやり過ぎだ。最近は何でも大げさにやるのがクセになってる。数日前から、こっそり誕生日会の舞台を作るなんて…
私の誕生日を祝うために、秘密裏に準備を進めてるらしい。まぁ、ここ最近の荒瀧派の実績からして、私やあんたの助けがなければ、失敗に終わるって目に見えてるけど…
となると…今年の誕生日こそ、後片付けのために頭を抱えることなく、ゆっくり過ごせるかもしれない。せっかくだし…外を散歩しながら景色を眺めて、静かな誕生日を過ごすのも悪くないな。
下見がてら、先に出発して魔物を排除しておこう。もし迷惑じゃなかったら、来てくれると嬉しい。

喉を潤して…

数えてみたんだが、お前と知り合ってもう何度目の誕生日だろうか…フォンテーヌで裁判沙汰にならないように、と前回助言したばかりだと思ったら、もうお前はナタに行こうとしている…時が経つのは早いな。スチームバード新聞の記事を読んだときは、本当に冷や冷やしたぞ！だが、お前が見事に事件を解決したのを知ってホッとした。法律家として、お前の活躍に拍手を送ろう！
ただ残念ながら、新聞には概ねのことしか載っていなくてな…コホン、もしよければ、当事者目線で裁判の詳細を教えてくれないだろうか？私への誕生日プレゼント、ということで。
無論、私は法律のみならず、人付き合いをする上での「契約」もきちんと守る。人から厚意をもらったら必ず報いよう⸺ということで、先払いのお礼を同封した。前もって喉を潤しておいてくれ。

新しい服！

この前見回りしてる時に、フォンテーヌから来た商人の一行を助けてね。道すがらその人たちとおしゃべりしたんだ。フォンテーヌの人たちは、オーダーメイドした綺麗な服を着て、一緒に歌劇を観に行くんだって。さすがはファッションと芸術の都！
でね、ウサギ伯爵にも新しい服を縫ってあげようと思ったの。フォンテーヌで流行ってる生地を使った豪華な衣装を着せて、今年のわたしの誕生日に招待するつもり！えへへっ！フォンテーヌスタイルのウサギ伯爵なら、ダンスもまた一味違うんじゃない？
そうだ！あんたってフォンテーヌに行ったことあるし、きっと「ファッション」に対して独自の視点を持ってるはずだよね！ぜひ、その意見を聞いてみたいな。
ついでに、みんなの顔を見にモンドへおいでよ！

誕生日会…

様々な制限のある遠征隊では、大団長が毎月どこか一日を選んで「誕生日会」を開いてくれるんです。誕生日会といっても、プレゼントやケーキといったものはなく、ただ単にみんなで集まってご飯を食べる口実のようなもので…時には、その食べ物を現地調達する必要もありました。
でも、僕はそんな誕生日が好きだったんです。みんなの注目を浴びることなく、集団の中のひとりとして、戦友たちと成長の喜びを分かち合う⸺
ですが、遊撃小隊にはそれとは真逆の伝統があるようで、エウルア隊長は隊員たちに勇気を出して自分を表現してほしいと思っているようです。僕からすると、ちょっとハードルが高いというか…
栄誉騎士殿、僕の誕生日会にお誘いしてもよろしいでしょうか？最近記録した風景について話したいのと、新しく作った行軍料理をお試しいただきたいのです…
あなたがいてくれたら、僕もそれほど緊張せずに済むかもしれません！

もしもーし！

やっほー、相棒！本題に入る前に、いくつか質問があるんだけど⸺
ルエトワールをケーキに飾るとしたら、てっぺんにつけるべき？それともケーキの土台？あと、歯車の回転マシナリーを作って、ケーキをくるくる回転させようと思ってるんだけど、面白い？あっ、それと塩気のあるクレームクレープシュゼットに、クリームをつけるのはありかな？
うーん、アフタヌーンティーに必要なものはだいたい準備できたけど、上で挙げた部分だけが決まってないんだよね！返事は急ぎじゃないから、来たときに答えを教えてちょうだい。そうそう！これが本題で、つまりあたしの誕生日パーティーに参加してほしいの！簡単でしょ？じゃ、話は一旦おしまい。いつものところで会いましょ！

旅行…

ナヴィアったら、最近いっつも君たちと「シムランカ」っていう童話の世界を冒険したことについて話してくるの。旅行なんて久しく行ってないから、こっちまでうずうずしてきちゃったわ。
ちょうど先日、衣装のオーダーメイドが一段落してね。アイデア探しも兼ねて、気分転換しに行ってもいい頃合いだわ。
君も一緒に来る？ああ、先に言っておくけど、余計なものは持ってこなくていいから。私、気ままに旅行するのが好きなの。
そうそう、噂で聞いたんだけど、ナタに行くんだって？
ナタって本当に温泉がたくさんあるの？ナタの竜は、どんな服を着ているのかしら？他にも気になることがいっぱいあるから、君がナタに行ったら、静かなレストランでも探してゆっくりお話ししましょう。

解説…

何日か前から、教令院の学生たちがワシを見かけるたびに「先輩、誕生日おめでとうございます」と言ってきてくれるようになったんじゃ。あやつらの成績はともかく…少なくとも先輩に対する態度はなかなかよい。うむ、よい気分じゃ。
そういう礼儀正しい若者たちを見ておったら、お前のことを思い出した。最近は何か面白い謎は解いたか？そうそう、ナタに行くそうじゃな。まぁ、どこに行こうとも、お前はこのワシが直々に認めた才能と実力に満ちた将来有望な若者じゃ。お前を信頼しておるぞ！
ただ、冒険も研究と同じじゃ。事前に計画を立てておいて悪いことはない。ナタの「秘源遺跡」について記録されている古書が沢山あったのを思い出したから、要点をまとめて冊子にした。とりあえず読むといい。分からないところがあったらいつでも聞きに来るんじゃぞ。
ただ一言、「先輩」と頼ってくれれば、ワシがじっくり解説してやる！

暖炉の火が燃え盛る時…

子供たちは、家族との温かな時間が大好きだ。バーベキューをしたり、涼んだり、星を見たり…いつも一生懸命口実を探している。そう考えると、「お父様」の誕生日というのは最高の機会だ。会場を整え、美味しい料理を用意して…子供たちは、その過程の中に愛するものを秘めるのだ。
私は特段気にしていない。子供たちに適度に息抜きをさせてやることは「お父様」の義務だ。
しかし、何人かの馴染みある顔ぶれがもうそういう場に顔を出さなくなったのは遺憾だ。原因は様々だ…隠す必要も、美化する必要もない。彼らは、憂いに心を囚われぬよう、学んでいくべきだ。遅かれ早かれ、な。
しかし、君と壁炉の家の関係は、予想外のサプライズだった。今日のパーティーでは君に会えるのを楽しみにしている子が大勢いるだろう。都合が悪くなければ、どうかこの子たちの期待を裏切らないでやってほしい。
「家」の中では、暖炉の火が燃え盛っている。子供たちが玄関で君を迎えてくれるだろう。

どうか時間を割いて…

先日、オークションで翠玉をいくつか落札したの。オークションに出ていた他の珍奇な物品と比べれば、未加工の玉はあまりに平凡。けれど、投資において目を向けるべきは、今ではなく、未来よ。
天然物の透明感を持ちながら、あらゆる形に変わる可能性をも秘めている。美しい期待を孕むこのような玉が、何層もの布に丁寧に包まれて群玉閣に収蔵されてしまうのは、良くないでしょう？
佳物は相応しき人に与えられてこそ、双方がよりいっそう輝く…だから、この玉を受け取ってほしいわ。あなたと共に旅をし、歳月の洗礼を受けたら、この玉はどんな輝きを放つようになるかしら？人生は棋盤のように先が読めないもの…いつかまた時間を割いて、どうなったか聞かせてちょうだい。
今日のように、美食を用意して…真心を込めて歓迎するわ。

応援…

また徹夜してしまいました…でも、今回は原稿の締め切りではなく、明けの明星を観測するためです。私がずっと待ち望んでいた改良版プラネタリウムが、ちょうど私の誕生日、発売されるんです！
だから、朝一番に店に行って、買ってくるつもりです。精密機器は手元でしっかり保管するのが一番ですからね。それに、店に直接引き取りに行くことで節約できる送料と、この前の原稿料を合わせれば、新しい星盤を買うためのお金に充てられます…それでも少し余るので、親友のあなたにごちそう出来ますよ。
私はあなたの未来を占ったり、運命を予知したりすることはできませんが…偉大なる占星術師として、あなたを応援します。今回のごちそうを、誓いの証だと思ってください。
原稿料はずっと貯めていたので、サラダしかないなんてことはありませんからご安心を。絶対来てくださいね！

願いが叶った！

今年も誕生日が来た…だからだろうか？「妖魔を見たい」という願いが叶ったのか、夢に出てきたんだ。起きてすぐ、夢の中で見たのを描こうとしたけど、描いているうちに忘れてしまって…結局、「長い尻尾」と「背中の鱗」くらいしか特徴を捉えられなかった…
その後、この絵を持って色んな人に聞いて回ったんだ。そしたら、行秋からこの妖魔はナタのものだと教えてもらった。なんと、温泉やマグマの中でしか倒せないそうだ。なんとも手ごわい…

そういえば、お前はナタを旅していると聞いた。もしこの妖魔に遭遇したら、写真を撮って、今度会った時に詳しく教えてくれないか。妖魔に会えば、きっと激戦は免れないだろう。ぼくの故郷の食べ物を送るから、士気を高めてほしい！

一緒に行く。

師匠は言った。友達が困ってたら、助ける。自分が困ってたら、友達を頼る。
たくさん話すの、疲れる…でも話したい。
友達って、烈焔花みたい。一緒にいると、暖かい。
お前は冒険。冒険はいい…でも疲れる？
疲れても、友達がいると、良くなる。
お前と一緒に、冒険行きたい。
爪、強くなった。お前を助けたい。

次の研究課題…

ティマイオスがこのところ、落ち込んでいる。口には出さないけど、「愛する人のために無垢の花を創造する」実験が失敗に終わったんだろう。今の彼にとって、少し難しすぎたのかもしれない。
ボクは彼を助けなかった。自分で成功を手にしてこそ、意味があるから。それに、彼が初心を忘れることはないと信じているから。今の結果が花であろうと灰であろうと、旅の途中で挫折したからといって、今後の方向性を間違えないことが何よりも大切だ。
ところで、ナタでの旅は順調かい？偶然にも、ナタのスピネルの実をいくつか手に入れた。古い書物によると、この種の結晶は「燃素」と関係しているらしい。どうやって「燃素」を精錬して、錬金物の中に保存しておくのか…とても興味がある。キミと一緒に探求したいんだけど、どうかな。
必要なら、今回はボクがキミの助手になってもいい。ボクの知識はきっとキミの助けになると思う。

新しいシナリオ…

決闘は代理人の都合で延期したり、変更されたりすることはない。今日は幸い、予定されている決闘は一つだけ。仕事が終わったら、プライベートの時間で誕生日を祝うつもりだ。
もともとは外で狩りをしてリラックスしようと思っていたのだが、ナヴィアが「今日はゲームマスターをやりたい気分」だと言ってきた。私に様々な「試練」を用意したから、気の合う仲間を呼んで、物語の中の探索や冒険を楽しんでほしいとか。ふっ、実に彼女らしいやり方だな。結局「説得」されてしまった。今日はプレイヤーとしてゲームに参加させてもらおう。
あなたも参加してくれないだろうか？ルールは簡単だから、分からないところがあれば、私かナヴィアがいつでも答えよう。
それと、雰囲気が堅苦しくならないように、私は明るいキャラクターを演じてみようと思っている。どうか笑わないでくれ。

インスピレーション…

考えがまとまらない時に、外にアイデアを探しに行くのはいい選択です。
雨上がりの草原、波に洗われる流木、花畑を撫でる夜風…大自然はいつも心を癒してくれます。
今日の夕方、湖中のウィーピングウィローを通りかかったら、「湖光の鈴蘭」の香りが漂ってきました。その優雅な香りは長く続き、まるでずっと隣にいるけれど、それでいてなかなか声をかけることが無い隣人のようでした。香りという見えない糸を辿り、私は多くの人や出来事を思い出しました…
その時、インスピレーションが降りてきた気がしたんです。
この花束をお送りします。次の新作の香水を楽しみにしていてください。もしよろしければ、使った感想を聞かせてくださると嬉しいです。

秘密基地…

リネが水中でちょっとした誕生日パーティーを開くことを提案して、リネットは装飾品を買いに行ったんだ。それで、友達を誘うのはぼくの役目になった。
直接会って誘うより、手紙のほうが誘いやすいと思って。
水中にある、ぼくの秘密基地に来てくれないかな？シンプルなパーティーの後は水の中でしばらくリラックスするのもいいと思う。例えば、ルエトワールになったつもりで手足を伸ばして、流れていくタイダルガを数えるみたいに。もしかしたら、プクプク獣も通りかかるかも…？
基地の広さはもう測ってあるよ。ペールスとパイモンにはちょっと詰めてもらうことになっちゃうけど、ぼくたち四人で横になるには十分な広さだと思う。

面会…

これまでなかなかお伺いする機会が無かったのですが…旅人さんはどのようなきっかけで、昔の写真を見返すのでしょうか？何かを探しているときに…それとも私と同じように、枕元に大切な思い出として置いて、寝る前に眺めるのでしょうか…
あの旅は私にとって、とても大切な思い出です。今でも千霊映影祭での様々な出来事を思い出すと、感動が込み上げてきます。写真を見返すたびに、フォンテーヌ廷の色鮮やかな街並みや、友人たちの楽しそうな笑い声、そして貴方の笑顔が浮かんでくるのです…雨粒でさえ、今私の目の前で降っている雨より、あの時のフォンテーヌの雨の方が柔らかかった気がします。
もしかして、記憶にある過去は美化されるのでしょうか？これをお兄様に聞くのはどうしても恥ずかしくて…
どうか、貴方の考えを教えてくださいませんか？

「手」を貸してほしい…

数日前、ある子供に、義侠になりたいから剣術を教えてほしいとせがまれたんだ。他人の師になるなんて話に適当な対応をするわけにいかない。僕では実力不足だと重々承知だけど、彼のやる気に水を差すのも忍びなくて、頭を悩ませているところだよ…
君は見識が広いから、こっちに来て、一緒に解決策を考えてくれないかい？
…なんてね。アハハッ、この話じゃ君をごまかせないことくらいは分かってる。事の経緯を打ち明けるよ。師になってほしいとせがまれたのは事実だ。そして僕はこう提案した。武侠小説を贈るから、それを読んで、それでも義侠になりたい気持ちが変わらなければ、一緒に師を探してあげるってね。その子も快諾してくれた。ただ、もう一つお願いをされてしまってね。本に励ましの言葉を添えてほしいんだそうだ…
その…えっと…はぁ…僕の悩み、分かってくれただろう…？
旅館の部屋に美味しい食事と…文房具を用意してある。ぜひ君の「手」を貸してほしい、頼んだよ！

「特別な招待状」

親愛なる友へ
この特別な日に、僕⸺フリーナ・ドゥ・フォンテーヌ自ら特別な招待状をお届けするよ。
本日限定の演目⸺「スイーツたちの賛美歌」をぜひ見に来てくれ。本演目の「主役」は、一日に限定十六個しか販売されないケーキさ。さらに、ゲストとして甘いお菓子もたくさん登場するよ。「舞台」に三つのスイーツ観覧車を設置して、賑やかな雰囲気を演出してみたんだ。
一番の見せ場はキミに直接確かめてもらいたいから、ネタバレは控えておくよ。でも、この美しい旋律の余韻が頭の中で一週間は響き続けることを、この僕が保証する！
まあ、差出人の署名を確認する必要はない。本当に僕が書いたんだからね！
詳しいことは、キミが誕生日ティーパーティーに来てからゆっくりと話すとしよう！クラバレッタさんとケーキを買ってくるから、またあとでね！

一緒に曲を作ろう！

長い間連絡してねーけど、あんたに関する噂はずーっと耳にしてるぜ！みんな会いたがってるんだ。もちろん、アタイもな！
ナタには炎が燃え盛る聖火台に、熱々の温泉、それからアタイが一番興味を持ってるレコード屋があって、さらに自由なミュージシャンもいるらしいな…決めた！いつかアタイもナタに行って、最っ高に熱いロックコンサートを開いてやるぜ！
目玉の曲は…あんたと一緒に作りたいな！もしよかったら、あんたの熱い物語を聞かせてくれ。燃え続けるあんたの闘志は、きっと大勢の観客を鼓舞できるはずだぜ！
ハハッ、アタイももちろんその中に入ってるけどな！
声を大にして応援してやっから！ひゅー！

大問題…

大進歩だ！ながいながい秘密の修行を経て、ようやく立ったまま寝られるようになったぞ！しかし、同時に大問題も発生した。目を開けたまま寝ることが、まだできないんだ。難しい…
方法を考えた結果、まぶたに目を描けば、目を閉じてても、閉じてないように見えると思った。
筆と絵の具を買ってきて、いざやろうとした時⸺大問題よりも大きな問題が見つかった！片目を閉じると、もう片方の目も閉じてしまうんだ！
でも寝ることは諦めないぞ！むじむじだるまに手があればよかったのだが…主にしか頼めない！お願いだ、目を描いて…くれ…
いつもの場所で待ってるから…立ったまま…待ってる…
すぴー…

波花の洗礼…

少し前に、遊撃小隊は厄介な敵に遭遇したの。でも幸い、全員無事に帰還することができたわ。ふぅ…もし判断を見誤っていたら、この手紙も予定通り送れていなかったかもしれない…
あの魔物はこれまでのものより明らかに強かったし、立ち回りもより狡猾になっていた。もちろん警戒を怠らないよう、西風騎士団の各小隊に敵の詳しい情報を共有し注意も促したから、その点は安心してちょうだい。
それから、今も異国で戦っている栄誉騎士の君に直接会って話したいことがあるの…もし心のどこかで戦いに疲れを感じていたら、骨笛の音を聴きに来ない？ただ目を閉じて、波花の洗礼を感じるの。
…もしかすると、目を開ける頃には力がみなぎっているかもしれないわね…君への復讐を果たす前に、まずは君が立ち向かっている強敵への復讐を支えてあげるわ。

花車が揺らぎ…

もう寝ちゃったかしら？私はまだよ…ううん、正確にはまだ寝たくないの。
近頃、スメールはいつもよりずっと賑やかで、みんなプレゼントで街を彩るかのように、あちこちを飾り付けているわ。そんな中、フロート車のパレードが始まる前に辺りを見回って、みんなとお喋りしようと思ったの。だって私の知識がみんなの役に立ってくれたら、それはどんなに美味しいナツメヤシキャンディを食べるよりも心を満たしてくれることだから。
でも…やっぱりみんな、私に隠し事をしているみたい。安心して、覗き見たりはしないから。だってプレゼントを開ける前の、ヤマガラを胸に抱くようなときめきも、じっくりと味わうべき「甘み」だもの。
花神誕祭はみんなのお祭り、すべての人々が想像を超える思い出を残せるよう祈っているわ。もちろん、あなたもよ…朝になって目を覚ましたら、あなたと一緒にお祭りを楽しみたいわ。私の誘いに応じてくれるかしら？

共に金秋を…

各地を彷徨う浪人である拙者は、たまに故郷に帰るとつい感慨に耽ってしまうのでござる。写真を撮ったり、詩を詠んだりすることは試したものの…やはり赤く染まる山々を、友と共に散策するのが最も愉しいことであると拙者は思う。日が昇り、沈むのを眺め、雨も晴天もこの身で感じるのでござるよ…
拙者は今、お主と共にこの金秋を堪能できることを願いながら、山の東屋で手紙を書いている。美しい景色を前にすれば…一日、もしくは半日、たとえ一瞬であっても悟れるものがあるはず。純粋な心を持つ限り、浪人であれ旅人であれ、きっとより遠くへと歩めるでござろう。
金風が吹く季節、朝と夜は肌寒い。手紙と共に、良質な布地をいくつか送ろう。高価なものではござらん。肌触りが良く、寒さを凌ぐのに最適であると拙者が保証する。くれぐれも風邪を引かぬように。
拙者のことなら、心配無用でござる⸺
風吹かば 鯖雲となり 流れゆく

激辛の宴！

今日はまだ日も昇らないうちから、グゥオパァーに起こされちゃって。目を開けたら、透き通った赤色の絶雲の唐辛子があったの…それでハッと気づいたんだ⸺あっという間に一年が過ぎて、また誕生日が巡ってきたんだってね。
あなたの炎の国「ナタ」での冒険譚は、冒険者たちから聞いてるよ。ほんとにすごいね！その話を聞いてたら、熱々のひらめきがどんどん湧いてきたの。そろそろ新しい創作料理を開発してもよさそうだね…もしかしたら、グゥオパァーも同じことを思って、真夜中に新鮮な食材を探してきてくれたのかも。
せっかくだから、お土産を使って、激辛料理をいっぱい作るつもり。使わない分はあなたにおすそ分けするね。
アタシの誕生日祝いと、あなたの慰労会を兼ねて、思いっきり腕を振るうから、ぜひ食べに来て！

誕生日の過ごし方…

俺にとって、誕生日はこれといって特別な日というわけじゃない。過去一年間の日々と同じように、静かに近づいてきては、軽く頭上を掠めて過ぎ去っていくものだ。飛び立った後は決して振り返らない鳥のように。
だから、誕生日を忘れてしまうこともしばしばだ。
だが、誕生日の過ごし方によって、その日に何らかの意味が与えられるとは思ってる。アハウから「カギ縄で連続跳躍しながらマグマの上を渡る」挑戦を執拗に勧められたが、自分で試してもらうつもりだ。

怒りに満ちたメッセージ
⸺⸺放せ！オレじゃなくて、お前の誕生日だろうが！いっこ年取ったからって、いい気になってんじゃねーぞ！おい、いつまで尻尾を引っ張ってんだよ！

招待…

誕生日が来るたびに、友人たちが食事会を用意してくれるの。断ろうとすると、もうお店を予約してあるからと念を押されてしまって。
今年こそ、みんなに気を遣わせないように、発想を変えてみたわ。自分で料理を作って、みんなを家に招くつもりよ。
必要な食材と買い出しの時間、調理の順番…それから、家に客を招く際の注意すべき点は、全部書き出してあるわ。これでつつがなく進められるはず。
ただ…計画を実行する途中で、思わぬ事態が起きてしまってね⸺少し余裕を持って食材を調達したんだけど、ずいぶん作りすぎてしまったの。
もしよかったら…食べに来てくれないかしら？

手柄に応じた報酬

執務室にまた新しいステッカーが増えた。その独特の色合いから察するに、おそらく描かれてるのはケーキだろう。メリュジーヌたちには口頭で礼を伝えたんだが…ステッカーに描かれていたものが、実際に特別許可食堂に現れるとはな。
せっかく用意してくれたサプライズだ、シェアしてこそ最高の反応ってもんだろ？
だから、あんたとパイモンに一番大きい二切れを取っておいた。一番の功労者には一番大きいのを――当然のことさ。
ああ、それと…最近没収した禁制品の中に、あんたの役に立つ材料があるかもしれないと思ってね。すぐに使えそうになければ、他のものを見に来てくれても構わない。

野外での実験…

ナタには巨大な実を結ぶ植物があるって聞いてね。先日、モンド城に来た旅商人から、やっとその不思議な実験材料を手に入れたの！けど残念なことに、実験の成果を見届ける前に休暇がやって来ちゃって…
それで、材料と試験管を包んで持ち出して、外で実験を続けることにしたの。でも…実験室以外だと、どうしても制御できない要素が増えるし、万が一事故でも起きたらって心配で。
もしよかったら、実験に付き合ってもらえないかな？るつぼの中の様子を観察してくれると助かるんだ。あと、これまでの研究成果も見せてあげる。十倍サイズの目標ももうすぐ達成できそうなの！

新しいゲーム…

よお、炎の国での旅は順調か？日差しが眩しければ、眼帯で片目を隠すといい。ひょっとしたら、懐かしい友人のことを思い出すかもしれないぜ…ハハッ。冗談冗談。
いろんな場所を旅する中で、他にも目を隠している仲間に出会っているかもしれないな。だが、最も長い付き合いの友と盃を片手に昔話を語り合うことほど、心地よいものもないだろう…これは冗談じゃないぜ。
さて、いつもの場所、いつもの席で待っている。新しいドリンクや七聖召喚以外のカードゲームに興味はないか？
これまでと同じように、お前の分を注文しておく。お前が来るまで、俺は決して酔わないからな。

山でのひと休み

先日から公務のために翹英荘に滞在しています。沈玉の谷は自然に恵まれていて、仕事の合間に遠くの山を眺めたり、森の中を散策しながら動物との出会いを楽しんだりするのは良い気晴らしになります。
とても静かで平和で、絶雲の間で修行していた頃を思い出させてくれます。お昼寝も、よりぐっすり寝られる気がします。
旅人さんはしっかり休憩を取られていますか?もしお時間があれば、ここに来て少し休んでいかれてはどうでしょう。山と川に囲まれて、美味しいお茶とお野菜の料理を楽しみながら、ひと時を過ごすのもいいかもしれません。先日は地元の子供たちに山の歌を教わりました。よろしければ…お聴かせしましょう。

ダンスの意味…

この前、ダンスのアイデアを探しに砂漠に行ったら、とっても不思議なことが起こったの。
⸺砂漠の素敵なダンサーに出会ったんだ！
お互い名前も知らなければ、話したこともない。それに踊り方だって違うのに、二人で砂漠の中を一緒に踊ることができたの。彼女の踊りからは、強い信念と力を感じられてね。息ぴったりのターンや手の動き…そして、踊り終わった時の喜びのハイタッチ…
もしかしたら、これが私の踊る理由なのかも。ダンスを通してこの世界の美しいものと触れ合い、心を通わせ、そして、その感動をもっと多くの人に届ける⸺それが私の願い。
別れ際に彼女とプレゼントも贈り合ったよ。どうか、その喜びがあなたにも届きますように。

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